電流を導線に流すと、導線の周りに磁力が発生しているのでは?
と児童が仮説をもち、その仮説を断定していきます。
方位磁針以外に、微力な磁力が発生してるか確かめるには
「砂鉄が付くか調べる」という案が児童から出てくるでしょう。
そこで砂鉄を渡し、付くか調べさせると導線の周りに付きます。
ここで押さえたいのは、「砂鉄の付き方」です。
磁化させたピアノ線(細い鉄線)にも砂鉄をつけると、両端にツンツンとつきます。しかし、電流を流した導線にはグルりと周りに砂鉄がつきます。マグチップで行うともっとわかりやすく観察できます。
この事象を観察することで、導線の周りに磁力が発生していること、導線自体は磁石になっていないことを児童は捉えられるはずです。
次回に続く。