「どのように水は温まるのだろう?」と児童に問うても、児童が固まってしまう理由。それは条件が曖昧すぎるからです。熱源の場所は?水はどんな容器に入れているのか?といった条件がわからないため児童はフリーズしてしてしまうのです。
そこで私は学習問題を書いたら、「次のようにあたためるよ」と図を描きます。
ビーカー500mlに400mlの水
これ以上に水の量が多いと、温まるのに時間がかかります。少ないと上部と下部に温度差が生まれにくい。
熱源はビーカーの端にセットします。【アルコールランプがいいです。
コンロだと火力が強すぎてビーカーにヒビがが入ってしまいます。】
児童に言葉や図で予想を描かせます。ここで大切になってくる発問があります。
それは、
「考えられる可能性すべてかいてごらん」と声をかけるのです。
この声かけがないと、児童は1つ予想をたてて満足してしまいます。
「可能性」というキーワードを伝えることで、多面的に考え始めます。
予想がいくつもでる。だからこそ確かめたくなる。児童の主体性が確保されるのです。
次回どのような考えが、児童から出てくるのかアップしますね。