電流に流した微力な磁力に気付かせる!

電流が磁力を帯びるということは、生活上経験することがあまりないと思います。児童の生活経験では、「静電気で髪の毛が立つ」というくらいで磁力の関係までは、推察できないでしょう。 そこでは自分は、「豆電球・方位磁針ウォッチ」づ …

5年 「電磁石の性質」の単元における問題点② 導線を巻く理由とは

導線を巻く理由 この理由について考える前に「電磁石の性質」の本質について、知らなければなりません。 『電流が流れると、流れたまわりに微弱な磁力が発生する』 このことについて教師が知っていないと、この単元はただ導線を巻けば …

5年 「電磁石の性質」の単元における問題点

2学期が終え、冬休みになりました。研修がないので予定が立てやすい冬休みが好きです。 さて、6年生理科の「電気と生活」を行う準備をしていましたが、電磁石の性質について教科書をなぞっただけという実態がわかりました。そのため、 …

燃焼前と燃焼後に空気の量がほぼ変わらないことを確かめるには②

前回の①~③の条件をクリアするために ①空気の増減がわかるように、空気の量を視覚化しなければならない。  →水を使う。 ②空気を限定した状態で火が消えることから、密閉空間で空気の増減を調べる必要がある。  →一升瓶の底を …

燃焼前と燃焼後に空気の量がほぼ変わらないことを確かめるには①

子どもの思考(一般的に)に「使えば減る。」という感覚を人は強くもっています。燃焼と空気に関係があると考えた子どもは、「空気が使われて燃える。」と考えます。そのため、燃焼前後で空気の量が変わらないことを確かめることが必要に …

空気を限定したことで火が消える理由

更新ができませんでした。仕事も家庭もいっぱいいっぱいでなかなか厳しいです… 気を取り直して、前回子どもたちは「燃えること」と「空気」が関係があることを,ロウソクに瓶を被せ,空気を限定させることで確かめられました。 そこで …

火のついたろうそくに瓶を被せる

前時に燃えることと空気に関係があると児童は仮説をたて、それを検証するために「空気を限定する」=「瓶を被せる」という考えに至ります。 『そこで瓶を被せるとどうなる?』と児童に問うと「空気を使うから(空気には限りがあるから) …

6年 燃焼 本当の問題解決

「じゃどうしたら火が付いたろうそくに瓶を被せたいと児童自ら言わせるのはどうしたらいい?」  平松先生は、「教師が指示を出してい実験を行わせているうちは、児童にとっての問題解決学習にならない。実験がただの作業になりさがる。 …

火が付いたろうそくに瓶を被せる価値

「(自分の名前)くんはどうして、火が付いたろうそくに瓶を被せるんだい?」 何も考えていない自分は答えられませんでした。附属1年目教材研究をしていましたが、「教材研究をしていたつもりだった」んです。教材研究についてはまた別 …

6年 燃えることと空気(単元導入)

 今年度も教務として6年の理科の専科と2学年の主任を担当することとなりました。2年生の主任は主に手紙と校外学習の計画ぐらいで、実際はミドルリーダーの教諭が動かしています。  さて6年の理科ですが、多くの教科書では燃焼と空 …