手回し発電機を児童に観察させるとモーターが入っていることに気付けます。
電気を流すとモーターが動いた(4年)
モーターを動かすと電流が流れる!?という逆説的な思考ができます。
モーターに低電圧LEDを付けてモーターの軸を紐やゴム板を使って回すと
LEDライトが光ります。
(LEDは極性があるので電流の向きが違うと光らないので注意が必要!)
そこで教師は「モーターで発電できることはわかった。ではなぜモーターで発電できるのか調べるにはどうしたらいい?」と問うと
児童は「モーターの中身を調べたい」と答えるでしょう。そこでモーターを分解させます。するとコイルと磁石があるのを確認できます。
ここで関係付けさせたい知識は、『5年電磁石の性質』です。
5年 導線(コイル)に電流を流すと導線(コイル)の回りに磁力が発生する。
これを知識としてもっていると
6年 磁界(磁力が及ぶ範囲)にコイルを入れると電流が流れる。
という磁力と電流を関係付けて、手回し発電機の仕組みを意味付けて覚えることができます。
理科でも系統的な指導は大事になります。
次回、「磁界(磁力が及ぶ範囲)にコイルを入れると電流が流れる。」について
確かめる実験方法をお伝えします。