3年 理科 磁石(2)

 磁石の磁化についての続きです。

 鉄釘を磁石に擦りつけて磁化させる方法は、磁石のエネルギーを「溜める」という誤概念を植え付けてしまう場合がある。

 実は鉄の磁化するタイミングは「鉄が磁界に入った時」である。

これがこの授業の「本質」となる。そして、鉄釘を一番強く磁化させるには、

 「磁界から瞬間的に離れる」

すると鉄に中にあるバラバラになったSN極がの向きがきれいに揃い磁化するというのである。

 自分は教員になり、理科の指導に力を入れていたにも関わらず、10年間知らなかった。「自分は一体何を教えていたのか・・・」恥ずかしくなった。

 「もっと理科の本質、教材の深理について学ばなければ」と強く考えさせられた。

 話が磁化に戻るが、この磁化の本質がわかると「方位磁針が狂った場合」でも直すことができる。簡単なことである。方位磁針の針を磁石の磁界に入れ、上書きするだけである。極が違ったら違う極でもう一度行えばよい。

 この上書きについては、学習指導要領に載っておらず問題点であると自分は考えている。このことについては次回投稿しようと思う。

 他の学年・他の単元について質問等あればコメントをお願いします。

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