小学校の現場のやりがいと過酷さ

どの仕事も価値があり、人々の幸せにつながっていると思います。

夏休み開けてから学校行事の復活に合わせ、仕事量が増え投稿ができませんでした。

今日は学校現場の様子についてお伝えしたいと思います。ただしこれは自分が勤務している小学校の様子であり、地域によって様子もかなり変わることをご承知おきください。

職員7:30ごろ 出勤(早い人は7:00ごろから)

なぜなら児童の登校が7:50~8:05になっています。それまでに授業準備・受け入れ準備が間に合わないからです。前日に準備をすればいいのですが、授業の構想は退勤後家に帰ってから行う職員が多いのが実状です。

7:50~児童の健康観察と受け入れ開始。

8:00 職員の勤務時間開始!

12:00 4時間授業。休み時間は連絡帳のチェックや宿題の確認。

保護者からの連絡やクレームを見逃すと、今後の学級経営に支障が

出ます。特に長文で書かれたクレームは保護者の熱量を示すものであり

おなかがいたくなります。

12:00~12:40

給食指導&ノートや宿題の○つけ、校務分掌についての書類作成

給食は5分で食べ、児童の給食の片付けを指導します。

毎日の給食の準備・片付けは学級の実態が色濃く映し出されます。

ここの指導がてきとーで秩序がないクラスは、授業での秩序も保てない

と自分は考えています。

12:40~13:00

昼休みです。自分はほぼ外に出て子どもたちと遊びました。

たとえ終わっていない仕事があっても。なぜなら子どもたちにとって、

教師と授業以外で関われることは、とてもうれしいことだからです。

もちろん行事に向けて実行委員の指導や児童との準備だけは行いまし

たが、可能な限り子どもと達と遊びました。

13:00~13:15

掃除です。教室外での活動もあるためトラブルが起きることも。

事前指導はもちろん、掃除をする意義・価値について子どもたちに

考えさせなければ、高学年はさぼりがちに。

13:20~15:00

5・6時間目、帰りの会 午後疲れていても授業です。午後は活動が多

い教科を組んでいました。その方が子どもも自分も幸せだからです。

15:00~トイレの消毒

授業の準備、学年行事の準備、学校行事の準備

職員会議の書類作成 研修関係の公開授業のレポート・報告書作成

市教委への報告書作成 教材費の会計処理

地域・保護者からの電話対応。休んだ児童・家庭への連絡

校内の研修 テスト・ドリル・ノート○つけ&成績処理

陸上練習・合唱練習など

16:30 退勤時刻

児童が帰ってから退勤時刻まで死にものぐるいで働いても、終わらない

仕事は山積みです。でもやらないと子どもに迷惑がかかる、学級が荒れ

る、他の職員に迷惑がかかるなど、休憩時間がいつに設定されているの

かわからないほどみなさん仕事をされています。

以前に比べれば、職員の勤務時間に対する意識は高まっています。ですが終わりたくても終わらないのが現場の状態です。

一番早いのが副担任・学年付き職員を入れ、事務作業を肩代わりしてもらうこと。

人が入れられなければ、授業数をカットし放課後の事務時間の確保しかないと思います。

教師という仕事・教育という仕事は、責任がありますが、とてもやりがいのある仕事だと思います。子どもたちの健やかな成長のためにも教師の笑顔や余裕をもった業務が大切だと思います。どうかどうかこの疲弊しきった学校教育に改革を。

自分は自分にできる改革をしていきます。

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